2月17日外洋大水槽で約20cmの大きさの「クモハダオオセ(サメの仲間)」の赤ちゃんが誕生しました。
サメの仲間は面白いことに、卵を産む「卵生」と赤ちゃんを産む「胎生」の2種類がいます。「クモハダオオセ」は胎生で、親と同じ姿の赤ちゃんが生まれてきます。皆さんに小さな赤ちゃんを見ていただきたいのですが、大きな大水槽では餌も食べることはできず、小さな身体を観察していくのは難しいため、ある程度の大きさに成長するまでは、予備の水槽で飼育していきます。
先日は、生まれてはじめての餌を食べてくれました。小さく切ったサバの切り身を口元に近づけると、大人顔負けのスピードで半分かじって食べてくれました。これなら成長も早いかもしれませんね!ただし、外洋大水槽に戻ってこれる大きさになるには2~3年ほどかかりますので、気長にお待ちください。
またイヌザメ、テンジクザメ、ネコザメなどの卵もぞくぞく生まれています。
新しい命の誕生はうれしいですし、その成長を見届けることができるのはもっとうれしいですね。早く皆様にご覧いただけるよう、しっかり飼育していきます!
魚類課 山口絢子