現在2階フロアでは9月24日まで奄美大島展を開催しています。
もともとこのフロアでは奄美大島の生き物をテーマに、魚類やサンゴをメインに展示していますが、今回の特別展ではより奄美大島の生態系や魅力を知っていただこうと、スタッフが現地に生物採集に行き、いろんな生き物を連れてきました。
飼育したことない生き物もいて最初はてんてこ舞いでしたが、最近は少し慣れつつあります。
そんな中、ある朝アマミシリケンイモリの水槽を掃除していた時、小さな何かが水の中で動いているのを発見!
展示している個体は10㎝近くあるのでその”小さな何か”ではない…
よーくみると外鰓が生えた子どもでした。
卵の存在にも気づいていませんでした。
共喰いをすることもあるので、今は仕切りがあるケースに移して飼育しています。
日々しっかりと生き物たちを観察するように心がけてはいますが、より一層観察しなくてはと思うような出来事でした。
しばらくは水の中で過ごして、成長すると外鰓がなくなり陸地に上陸しますが、それまではまだ少し時間がかかりそうです。
魚類課 前田 瑠美