皆さんこんにちは。
少しずつですが気温が上がり、夏の気配を感じられるようになりました。
気温や水温が上がるとショープールでは「いたちごっこ」が繰り広げられます。
「いたちごっこ」の追う側は私たち「飼育員」ですが、追われる側は「イルカたち」ではありません。
それは「藻類」です。
プールの景観を保つために、水を循環させ浄化し、イルカたちに影響がない量の薬品を断続的に投入し藻類が繁茂しないようにしていますが、水温が上昇してくるとこの生命力には勝てません。
化学の力が及ばなければ物理的にやっつけるしかありません。
今回はその様子をお届けします。
使う道具は主にこの2つ。
それではプールへLet’s dive !
今日のターゲットは赤丸で囲った部分です。
まずは吸盤で体を固定して・・・
あとは無心でこすり、こすり、そしてこする!!
好奇心旺盛なバンドウイルカのナツも様子を見にきました。
イルカとじっくり泳げるのは飼育員の特権です(笑)
約5分間掃除すると青色の壁がよみがえりました。
藻類の種類によって落としやすさに違いがありますが、今回はさらりと倒せました。
しかし、本当の闘いはこれからです。
ショーを行っていない時間で掃除していることが多いので、もし見かけたら暖かい目で見守ってくださいね。
海洋動物課 鈴木 鴻之