ぐっと朝夕が寒くなり、秋の訪れを感じるようになってきました。
秋は食べ物がおいしい季節でもありますよね。
日本人の食卓に欠かせないのが、私も大好きなお米!
実は1階のレストラン横にある福岡の希少な淡水魚の水槽では、稲の展示も行っています。
私たちは休館中、水族館の裏側で種籾から苗をコツコツと育てていました。
屋外で太陽の光を浴びて、ある程度育った稲を展示水槽に植えたのですが、いざ展示をするとだんだん元気がなくなり枯れてしまいます。
植物の成長に光が欠かせないことは百も承知だったので、水槽の上には照明を6個設置していました。それでも足りないのか…ということで思い切ってさらに容量の大きな照明に変えてみました。
そうすると、以前とは稲の様子が明らかに違います。しばらくたっても枯れることなく、いきいきとしているのです。
ただその分コケが生える頻度が高くなり、水槽に入って掃除をする回数が明らかに増えました…。
稲のためなら!と強い光を浴びながら、タオルを頭に被り、汗を流しながら掃除をする職員の姿を見かけたら、温かく見守ってください。
さて、稲だけではなくその傍らでは「ミクリ」という植物がぐんぐん成長して可愛らしい花を咲かせました。
普段私たちも何気なく浴びている太陽の光って偉大なんだなぁ…とあらためて感じる今日この頃です。
学習交流課 前田瑠美