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2026.7.20

西日本両生爬虫類会議に行ってきました!

西日本両生爬虫類会議に行ってきました!

 

お久しぶりです!魚類課2階担当の大野です。

今年の3月、2階エリアに新しく「いのちめぐる森」がオープンしました!奄美大島に暮らすカエルやヘビ、クワガタなどの森の生き物たちを展示しており、私たち2階スタッフが飼育を担当しています。魚類をメインで飼育する私たちにとってこれらの生きものは知らないことがたくさんあり、飼育に苦戦することも多々…。ですので、文献やインターネットで調べたり、他園館の飼育員さんに話を伺ったりすることもあるんです。

 

ということで、両生爬虫類についてたくさん情報を得るため、「西日本動物園水族館両生爬虫類会議」に行ってきました!

【そもそも会議とは?】

生き物に関する研究や飼育して得た情報などを発表・議論する場で、全国各地の動物園水族館関係者や研究者が集まります。「西日本動物園水族館両生爬虫類会議」はその名の通り、西日本エリアで行われる「両生類・爬虫類」に関する会議で、年に1回開催されています。

 

今回の開催地は沖縄。私たちがこれまでに飼育してきた4種のヘビは沖縄にも生息していますので、なにか情報が得られるかも…と思ったのも参加した理由の一つです。

会議の中では、カエル、ヘビ、カメ、さらには餌となる昆虫についてなど様々な発表がされていました。中には、アマミタカチホヘビ(奄美・沖縄どちらにも生息。奄美大島では見つけるのが最も難しいヘビ)に関する発表もあり、いつか飼育してみたいなぁと夢が膨らむばかりでした。また、当館でも展示しているハブの飼育経験がある他園館の飼育員さんとも交流できアドバイスをたくさんいただけたので、帰ってすぐに試行錯誤する日々が続いています。また、同じく当館で展示中のリュウキュウアオヘビは他園館でも飼育に苦戦する種類。というのもミミズしか食べない超偏食のため、ミミズがいなくなる冬場の健康維持が非常に大変なんです。ですので、年間通して安定的にミミズを与えられる方法を確立することが、今後の大きな課題になりそうです。

 

さて、このブログはもう少し続きます。ここからは会議の2日目に行われた夜間生物観察についてのお話です(むしろこっちがメインみたいなところあります)!私の生物オタクが続きますが、しばしお付き合いください。

初めての沖縄での夜間生物観察。今回の目的種はクロイワトカゲモドキ、アマミタカチホヘビ、タイワンハブ、サソリモドキの4種です。フィールドに慣れた沖縄美ら海水族館の飼育員さんにご案内いただき、会議に参加した皆さんと山に入りました。

 

さて、まず最初に私達の前に現れたのはクロイワトカゲモドキです。

天然記念物に指定されている種で、この夜は10個体以上観察することができました。奄美大島にはトカゲモドキの仲間は生息しておらず、奄美大島のお隣の徳之島にオビトカゲモドキが生息しています。

 

続いてリュウキュウカジカガエル。当館では現在、バックヤードで飼育しています。

水辺の近くに行くと一斉に数十匹のカエル達がぴょんぴょんと!気づけば私の長靴に2匹くっついていました。

 

さらに生き物を探しながら歩いていると、足元のあちこちにカタツムリがいて踏みそうに…。なかでもこちらは世界最大級のカタツムリ、アフリカマイマイです。手のひらと同じくらいの大きさですので、初めて見る方はびっくりするかもしれません。

 

林道を探し始めること約2時間、誰かが叫んだのが聞こえてきたので急いで駆け寄るとなんと!!!私がず~~~っと見てみたかった憧れのヘビ、アマミタカチホヘビが目の前を移動しているではありませんか…!全長50㎝程と思っていたよりもはるかに小さく細いヘビで驚きました。あまりの興奮と感動で、例のごとくカメラのピントは合わないしブレるしで大焦り!!この先いつ出会えるかわからないので、数分で100枚以上写真を撮りました。

 

残念ながらタイワンハブは見ることができませんでしたが、サソリモドキやオキナワキノボリトカゲなど、当館でも展示している生きものを多数観察することができ、大満足の夜間観察となりました!

 

そんなこんなで私達水族館の飼育員は毎日の生きものの飼育管理だけではなく、このように館外に足を延ばして会議に出席したり、フィールドに出ることもあります。そうして得た経験を展示に活かせるように日々頑張っていきますので、皆さんもぜひマリンワールドで展示を見る際にはそんなことも思い出していただけると嬉しいです。

 

魚類課 大野 花歩

 

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