開館30周年記念として、2019年4月にオープンした『ほねのおと〜HONE NOTE〜』には、全長8.9mのクロミンククジラの全身骨格や全長5.4mのマッコウクジラの頭蓋骨を始めとする約60点の骨格標本を展示しています。

このエリアで始まった新しい展示がこちら。
「ほねものがたり」です。

骨(ほね)と聞くと気持ち悪いイメージがあるかもしれませんが、その作りは生きものが生きていくために機能的でおもしろく美しいものです。
そういう骨の魅力を伝えるために考えたこと、骨格標本制作での苦労話などを紹介しながら、『ほねのおと~HONE NOTE~』のこれまでを振り返る内容です。
パネル内に設置したモニターでは、エリアで一際目を引く、マッコウクジラの頭骨及び、クロミンククジラの全身骨格の搬入の様子や骨格標本設置作業などの動画を放映しています。
また、ここに展示している標本のほとんどが、当館スタッフによる手作りです。
オープン前は、各担当者が日々の通常業務をこなしながら標本の作成を行いました。
そんな担当者たちの苦労話や当時の想いなども紹介しています。


ちなみにここに添えた担当者のイラストは、AI画像編集を使って加工したもので、わたしも実物よりだいぶクールビューティーに仕上げてくれました。笑

わたしは、「骨」の美しいフォルムやあたたかい色合いがとても好きです。
自然によって生み出された骨の形には、生きものたちが、その生きものとして生きるために進化してきた多くの理由や歴史がぎゅっと詰まっています。
本体の中に収まっているときは見えないけれど、芯でしっかりと支えているその存在感がとても好きです。

ここには、マリンワールドで生を終えた生きものたちの骨格標本を多く展示しています。
彼らを隅々まで観察して、水中で生活するための工夫を知ってもらったり、実際の生きものたちを見るときに想像力を膨らませてもらったり、観る人たちの新しい発見に繋がればいいなぁと思っています。
「いのち」を感じることができる大好きな『ほねのおと~HONE NOTE~』が、
訪れる人にとって、生きものの美しさや尊さに改めて気づいていただける場所になるよう、これからも新しい展示を考えていきたいと思います。
営業部 土井 翠
