今日はアザラシについてのお話をします。
かいじゅうアイランド担当の牧です。
マリンワールドでは現在ゴマフアザラシが10頭生活をしています。
その「ゴマフアザラシ」を少し詳しく見ていきましょう。
こちらはミズキ。マリンワールド生まれの3歳の女の子。末っ子です!
小さい頭に大きな目がくりくりしていてとても可愛い顔をしています。
そして、立派なひげがありますね。
アザラシはひげを海中で動かして獲物が動いた時の水流を感知できるのです。
いつもはこのようにまっすぐなひげなのですが、、、
たまにくるくるになる時があります!
私たちトレーナーはそんなおひげくるくるアザラシを「ピエール」と呼んでいます。
だいたいいつもお昼ごろにピエールになるのですが、これは太陽の光を浴びてひげが乾くと一時的にくるくるなっちゃうからなんです!
なのでお昼の太陽が一番出ている時間にピエールになるアザラシが多いのです。
因みにこちらはピエール・シシオ。
マリンワールド生まれの4歳の男の子です!
こちらはピエール・クー。北海道の釧路から来た男の子。
プールに入水するとひげは元に戻るので、短い時間だけ見られるピエールアザラシたち。
次にアザラシの手と足を見てみましょう。人間と同じで爪が生えています。
鋭くて長い爪です。
自然界のアザラシは氷の上を移動する際に滑らないように爪を使って移動をしています。
ですので野生のアザラシは自然と爪が削られますが、水族館では爪を使うことがないためどんどんと伸びてしまいます。
その為、折れたり怪我をしてしまったりしないようにとトレーナーがアザラシたちの「爪切り」を行っています。
マリンワールドには、約 350 種類・3 万匹の仲間たちがおりますが、「爪切り」をする生き物はアシカとアザラシとスタッフ(人間)だけだと思います。
爪切りの様子です。
周りに切った爪が飛んでいます。
爪切りに使っている道具はこちら。
犬用の爪切り。
人間と同じで爪切りも健康管理の大事なひとつです。
マリンワールドのかいじゅうアイランドでは、今日も元気に10頭のアザラシたちがコロコロころがったり、泳いだりしていますよ。
ご来館の際にはぜひ、アザラシたちのひげと爪に注目してみてください。
お天気の良いお昼ごろはピエールアザラシが見られるかもしれません♪
海洋動物課かいじゅうアイランド担当 牧 菜々花