マリンワールド海の中道

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2024.3.11

こんにちは赤ちゃん

みなさんこんにちは!
魚類課の大野です。
 
今回はハナビラクマノミについての旬な話題をお届けします!
マリンワールドでは今年に入ってから、ハナビラクマノミが産卵を続けています。その回数、3月現在までになんと7回!
水槽内では壁や隠れ場所として入れているライブロック(石)に産卵します。
これが一番最近のもので、産卵中に撮影しました。
 

 
産みつけられてから大体1〜2日目の卵はオレンジ色をしています。
続いて産卵後4日目の様子がこちら。
 

 
急に色が黒くなってしまいましたが、この黒く見えているのは、実は赤ちゃんたちの目なんです!小さな目ができ、さらに数日経つと銀色をした目がしっかり確認できるようになり、卵全体がギラギラと輝きます。
そして8〜9日後にはようやく卵から孵化します。
孵化した赤ちゃんがこちら!
 

 
…小さすぎてよくわからない!
実は、孵化直後の赤ちゃんたちは3.5mmほど。
泳ぐ力も弱く、親と同じ展示水槽の中にいるとすぐに流されてしまうため、孵化したらすぐに1匹ずつすくって、別の水槽に移動します。
移動した赤ちゃんたちには、毎日口に入るサイズの小さな餌を与えていきます。
そして孵化後8日目の赤ちゃんを顕微鏡で見てみると…
 

 
お腹を見ると食べた餌(オレンジ色の動物プランクトン)で膨らんでいるのがわかります。
これでも大きさは約5mmです。
 
ただ残念ながら、大きくなる前に死んでしまう個体が多いのが現状です。
餌が適していないのか、水質が良くないのか、ストレスがかかっているのではないか、など担当飼育員で話し合いながら、改善を重ねています。
お母さんもまだお腹が大きくまだ産卵しそうなので、今後もより多くの赤ちゃんが成長するようにしっかり育てていきたいと思います。
 
展示水槽ではガラス面の目の前に卵を産んでいることもありますので、皆さんもぜひ覗いて探してみてくださいね!
 
魚類課 大野 花歩
 

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