こんにちは!
今回は、私がただ個人的に好きで、皆さんにもぜひ知っていただきたい魚をご紹介します!
まずは、いつも逆立ち泳ぎしている魚、ヘコアユ
「ヘコ」は逆さ、「アユ」は歩むの意味。
でも危険が迫ったいざという時は、普通の魚と同じで身体を横向きにしてダッシュで逃げるそうですよ~
私もヘコアユの全力は、実際には見たことがないので見てみたいです。
身体にウロコはなく、甲板(こうばん)と呼ばれる鎧のようなものに覆われています。
どうしてそんな進化をしたの?と、いろいろ想像してしまう面白い魚です!
お次は、ヘラヤガラ
この日は、カメラが気になったのか目線をくれました!
頭でっかちですが、体とのアンバランス感も逆に可愛いですし、ぷっくりほっぺと綺麗な体色が魅力的です♪
ヘラヤガラ科の学名はAulostomidae
ギリシア語で「aulos(フルート)」と「stoma(口)」からきています。
フルートを吹いている口がこういう口に見える?ヘラヤガラ自体がフルートに見える?口が特徴的な形?
…どういう意図でこの学名になったのか詳しいことは分かりませんが、フルート奏者の私からすると嬉しい雑学でした!
2種ともマリンワールドの2階の水槽にいます!
ヘコアユは小さな水槽がたくさん並んでいるひとつに、ヘラヤガラはタッチプール向かいのチョウチョウウオなどのカラフルな魚たちに紛れています!
私は、なんだか細長くておちょぼ口の生き物が好きなようです!!笑
この2種は、分類上トゲウオ目という同じグループに所属しています。有名なものだと、タツノオトシゴがいます。
ヘラヤガラ・ヘコアユ・クロウミウマ
みんなどことなく顔が似ていますよね~もう最高!!!可愛すぎます!!!
そして、残念ながら今マリンワールドにはいないのですが……
トゲウオ目の中でも、私の1番の推しは、ヨウジウオ!!!
写真は、ガンテンイシヨウジという種類のヨウジウオです!
こんな細い身体の中に私たちと同じ内臓があって生きているってびっくりじゃないですか!?
しかもオスが出産します。いわゆるイクメンです!
こんな不思議で可愛い生きものが身近な海にいる!
ただただ少しでも多くの人にこのヨウジウオという生きものを知って欲しい。
そしてあわよくばこの子達が住んでいる場所が、どんどん減ってきてしまっている……私たちにできることは……と、環境問題について知ったり興味を持ったりするきっかけにもなれたらという、とってもちっぽけな理由が、私の水族館で働きたいと思い始めたきっかけでした。
生後1日目のガンテンイシヨウジの稚魚。
こんな糸みたいな体長約1.5cmで生きてる!?
もう神秘……
私事ですが、7月でマリンワールドを去ります。
私をずっと支えてくださった、たくさんのお客様(常連の皆様も濃い1度きりの皆様も)、大好きな生きものたち、取材などでお世話になった記者さんやスタッフの方々、そして職員の皆さんにこの場をお借りして感謝を申し上げます。
7年半もの間、本当に本当にありがとうございました!!!
皆さん、これからもマリンワールドの生きものたちをたっっっくさん愛してあげてください!!!
私もまたどこかでお会いできたら嬉しいです?
魚類課 久保 舞華
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2023.6.21