水族館の裏側にある予備の水槽でも、様々な魚が生活しています。
私が担当している水槽では、フグの仲間のハリセンボンが生活しているのですが、水槽のふたを開けると、待っていました!と言わんばかりに近くまで寄ってきます。
私が少し移動すると、ヒレをパタパタ動かしながらついてくる様子はとても可愛いのですが、油断してずっと見ていると、勢いよくピュッと口から水を吹いてくるんです。
実は飼育員に馴れている…というよりは、餌をくれー!というアピールなんです。
いつも水槽に餌をまいていると、人が来る=餌の時間だと思うのか、近づいてくる魚たちは結構います。
ただ、ハリセンボンたちは近づくだけではなく水を吹くようになりました。
一緒の水槽に暮らす他の魚に先に餌を与えていると、さらに水の勢いが増して、気づいた時にはいつも制服がびしょ濡れに…
マングローブなどで暮らすテッポウウオという口から水を吹く魚は有名ですが、こんな身近にも水を吹く魚がいるようです。
魚類課 前田 瑠美