マリンワールド海の中道のアシカショーは2頭のアシカがコンビを組み出場しています。
ライヤとナラ、カリンとアイといったメスのコンビがいますが、今回はレンとポットというオス同士のコンビを紹介します。
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ライヤ(左) ナラ(右)
コンビを選ぶ方法は、アシカたちの相性の良さを見て選んだり、若いアシカがベテランの胸を借りて経験値を積む目的で組むといった理由が多いですが、これはメスのアシカに限ったことです。
それはなぜか?
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カリン(左) アイ(右)
オスはメスに比べると気性が荒いため扱いが難しく、しかもメスとコンビを組ませると発情して、ショーどころではなくなってしまうことがあるんです。
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レン(左) ポット(右)
成熟しているポットはメス個体と組ませることが出来ないため、悩んだ結果若いオス個体のレンといっしょに訓練をしてみたところ、多少のもめごとはありましたが意外にうまくやれたんです。
成功したとはいえ、レンとポットは極めて異例のコンビと言えます。
時々ケンカもしてしまいますが、体格のいいオス2頭のショーをご覧になる際は『今日はケンカをしませんように』と祈りながら応援してあげて下さいね。
海洋動物課 濱野 真