【リニューアル工事を振り返って】

森口 幸雄（業務本部　施設管理部　施設管理部長）

2016年10月3日ついにその日が来た。リニューアル工事の着工です。

私は工事関係の全体取り纏め役。私は商業施設のリニューアル工事を数多く行ってきましたが、水族館は初めての経験で不安な気持ちでの着工。最初の作業は展示部による生物移動作業。これが遅れれば全体工程に支障をきたすので心配しましたが、これを予定通り完了。これを受け私は施工会社に「展示部は予定通り作業を完了した。これを受け各施工業者は予定通りの工事完了を目指し業務を遂行すること！」と檄を飛ばすことができました。本当に誇らしい仲間達です。工事はその後本格的な解体作業が始まり凄まじい騒音で電話応対にも支障をきたす状況でした。それとなんと会議室には拡声器が…!!騒音の物凄さを物語っています。工事を止めることもできずただ耐え忍んだことを思い出します。工事も半ばに入った12月になってもまだ解体継続中、外部エントランスには解体によるコンクリート片等の廃材が山積み、それはまるで戦場の空爆を受けたビルの跡に見えましたが、それを見た現場所長は「私には竣工の目途が見えた！」と言うが私には「まったく見えない？」状態のまま年を越しました。年明け早々現場朝礼を行うエントランスホールは、各種に亘る職人さんで溢れていました。これを見て私もやっと「竣工が見えた。さすがスーパーゼネコン」と心の中で呟きました。その後2月末にはほぼ工事は完成し3月に各官庁検査・九州地方整備局の完工確認検査を受け無事工事の竣工となりました。最後に今回の工事はマリン従業員一人々の想いを一つにし、その想いを設計者・施工業者に伝え、そして動かしたことにより成しえたことだと思います。その想いを持ち続ければ次回のリニューアル工事も成功間違いなしと確信しています。