12月に入り寒さも増し冬本番となってきました。お天気も不安定で、マリンワールドのそばの博多湾を眺めてもなんだか寂しく感じてしまいます。
ですが、海の水の中には肉眼では見えない生き物たちが元気に暮らしています。
皆さんもプランクトンという言葉を聞いたことがあると思います。
プランクトンと聞くと、小さな生き物を想像すると思いますが、プランクトンとは水の中を漂って生活する“浮遊生物”のことです。
意外かもしれませんが、海で漂っているクラゲもプランクトンの仲間です。
博多湾でプランクトンを採集してみると、色々な種類のプランクトンを捕まえることができます。
何もいないと思っていても海水の中は意外と賑やかで毎回びっくりします。
冷たい海の中でも生き物はたくましく生きているんだな~と感心します。
(写真1)カイアシ類がたくさんいました
現在、1階の“情報ひろばうみのたね”ではプランクトンの展示を行っています。
淡水のミジンコの仲間や栄養食品としても注目を浴びているミドリムシ、珪藻(けいそう)とうプランクトンでつくられたアート作品を展示しています。
知れば知るほど奥深いプランクトンの世界をぜひご覧ください。
(写真2)田んぼの土にはプランクトンの乾燥した卵が混ざっていることがあります。水を入れて数日たつとミジンコなどの生き物が発生します。
(写真3)うみのたねでもミジンコの仲間が発生しました!
(写真4)食用にもなるミドリムシ
ちなみに、館内の展示水槽の水にもプランクトンが見られました。
(写真5)星の形をした珪藻の仲間を見つけました。
学習交流課 安達 彩