かいじゅうアイランドで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「アーーーー」と鳴く低いず太い声を。
まるで餌を催促するかのように鳴くのは、カリフォルニアアシカのリン。
当施設ではお客様がアシカとアザラシに餌やり体験ができるようになっていますが、リンはお客様の姿が見えると『ここにいるよ!』と言わんばかりに声をあげアピールします。
そんなリンは、3月中旬より体調を崩しバックヤードで治療に専念していましたが、5月23日に死亡しました。

リンはとてもはっきりしている性格でした。
・やるときはやる
・やりたくないときはやらない
・食べるときは食べる
・お腹いっぱいになったらお客様からもらう餌は自分でセーブする
優しい一面もありました。
5回の出産を経験しましたが子どもにはとても優しく、寝ているリンにちょっかいをかける子どもにも怒らず薄目を開け優しい眼差しで見ている様子が印象的でした。
私が初めてアシカに給餌をした個体がリンでした。
給餌のときはどことなくせかせかしているリン。
ホイッスル(OKの合図)を吹くと「フゥン」と勢いよく鼻を鳴らし、餌を食べた後に首を伸び縮みさせる一連の行動が特徴的でした。
種目の合図を間違って違う動きをしても全力で間違ったまま貫き通す、待つ時間が長くなると鼻息が荒くなる、サバよりイカナゴが好きなリン。
『私、待っています』
たくさんのことを学ばせてもらいました。
リンちゃん、ありがとう
海洋動物課 宮園 智子
