前回(5/31)は、閉館後のチンアナゴについて紹介しましたが、今回は、ウミガメについて紹介していきます。
閉館後の電気が消えたウミガメの水槽では、眠った姿を見ることができます。
こちらがウミガメの眠っている様子です。
写真に写っているウミガメは、タイマイという種類のウミガメです。
こちらのタイマイが眠っている場所はなんと水中です!息を止めて、水中で眠ります。
苦しくなったら水面へと顔を出して呼吸を行います。
そして、眠ているときは「まぶた」を閉じて眠ります。
半分目を開けて眠っているときもありますが…人間のような面もありますよ。
また、他にも人間と同じような部分があります。
それは、指です!
ウミガメに指があるようには見えませんが、実はヒレの中に、5本の指が隠れています。
親指だけひょっこり出ているのが寝ているときにはよくわかります。
さて、閉館後のウミガメを紹介しましたが、ウミガメの眠っている姿を皆さんも見られるチャンスがあります。
それは、お昼寝をしているウミガメです。
餌を貰いお腹いっぱいになると、時々お昼寝をすることがあります。
帰る際や夕方に覗いてみると、そんなお茶目な一面に遭遇できるかもしれません!
そんな姿を見かけたときには、親指だけでなく体をよく観察してみて下さい。
魚類課 田中 健太