先日、当館の施設を一部改修して、生き物のエサを作る部屋・調餌室(ちょうじしつ)の引っ越しをしました!
そこで今回は、新しい調餌室でイルカやアシカのエサがどのように準備されているかをご紹介します。
まずは冷凍庫にストックしてある大量のエサから、その日に使う分だけを取り出します。
次に、エサの中に釣り針などの金属類が混入していないか、一匹ずつ金属探知機を通してチェックします。
その後は個体ごとに決まった種類と量のエサをバケツにとり、電解水という殺菌作用のある水に浸し、傷まないよう氷を入れて冷やしておきます。
そして給餌の直前に、必要であればサプリメントや薬などをエサに詰めて準備完了です。
ショー中に何気なく与えているなーと思われがちなエサですが、たくさんの機械を使い、安心・安全なものを動物たちに与えています。
普段は皆様の目に触れない場所ですが、リニューアルした調餌室を、今後も綺麗に使っていきます!
海洋動物課 岡村 峻佑