昨年10月の当館HPにてご紹介させていただいた「ネコザメ」の赤ちゃんは、おかげ様で順調に成長しています。
現在その様子を小さな四角形の水槽が並ぶ「福岡の海」にて期間限定で展示しています。
産まれたばかりの頃は大きさが手のひらよりも小さかったのですが、今では両手に収まらないほど大きく成長しました。
水槽の上からそっと覗くとそれに気づき一生懸命上へと上がってきて餌をねだりにやってきます。
細かく切ったイカの切り身をピンセットでつまみ口元まで持って行くと、しっかりと何度も噛みながら食べます。
同じ水槽には産まれた後の「卵の殻」も一緒に展示しています。
普段イメージする卵の色やかたちとはほど遠く海藻のように茶色く、らせん状のかたちをしています。
とても神秘的な卵もあわせて皆様の目で確かめてみてくださいね。
大きさが1メートルを超える親ザメが生活する外洋大水槽での展示はまだまだ先となりますが、早くデビュー出来るよう引き続き暖かく見守ってください!
魚類課 田中 健太