外洋大水槽では、たくさんのサメが生活しており、時折その卵や赤ちゃんが水槽内で誕生することがあります。しかし、小さな卵や赤ちゃんをそのままにしておくと、他の生物の体で潰されてしまったり、捕食されてしまう危険性があるため発見次第、別の安全な水槽へと移します。
今年の春にはオオセの赤ちゃんが4匹外洋大水槽で誕生し、現在別の水槽でスクスク成長中です!不思議なことにサメの中には、赤ちゃんを産む種類と卵を産む種類があり、オオセの場合は赤ちゃんを産みます。
大水槽で産まれたばかりのオオセの赤ちゃん
また、つい先日ネコザメの赤ちゃんが誕生しました!こちらはオオセと異なり、親が卵を産むタイプのサメです。
卵とは思えないフォルム
小さなネコザメの赤ちゃん!
親と比べて、体に対してひとつひとつのヒレが大きくて縞模様もくっきりとしています。
私は初めてネコザメの赤ちゃんを見たのですが、図鑑で見るよりかわいいな~と思いながら、毎日水槽を覗いてはニヤニヤしています。(笑)
ある程度大きく成長すれば、親が暮らす外洋大水槽へ引っ越しをします。それまでは数年かかるかと思いますが、赤ちゃんたちが早く大水槽デビューできるよう、大事に大事に育てていきたいと思います!!皆さんも楽しみにしててくださいね!!
魚類課 明石 夏澄