【Ⅰ期オープン前アシカショー訓練】
槇野 宏保(運営本部 展示部 海洋動物課 課長)
まだ水族館の建物もできていない昭和63年4月に入社。5月中旬に突然、『千葉の鴨川シーワールドにアシカがいるから行って訓練をしてくれ』と言われました。
アシカの訓練は私にとって全く未知の世界でした。アシカの体を触ったり、ショーをするための種目の訓練を鴨川のトレーナーのやり方を見たり、同僚と話したり、手探り状態で進めていきました。
アシカ達をマリンワールドへ移動した後はオープンに向けてショーの訓練です。しかし、アシカ達は環境の変化もあり言うことを聞きません。急遽、鴨川からトレーナーを招聘すると、「何をやってたんだ!」と怒られたのを覚えています。そこからはすごい速さで訓練が進み、オープン前にはお客様に見せられるレベルになり、少しホッとしたのを覚えています。