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2024.10.5

ジューゴのおはなし 9月

みなさん、こんにちは!
最近のジューゴについてお知らせします。(ブログの更新が滞っておりごめんなさい…)
 
前回の記事までは勝手に”サン仔”と呼んでいましたが、ちょうど生後3か月である8月3日に晴れて『ジューゴ』と命名されました。
お母さんの『サンゴ』と合わせて”サンゴジューゴ”と覚えてくださいね^^
改めてたくさんの投票ありがとうございました!
 

ジューゴだよ、よろしくね。


 
さて、最近のジューゴはというと・・・
餌のシシャモを食べられるようになりました!(拍手!!)
もちろん「よし!今日から餌を食べようね!」と急に与えるようになったのではありません。これまでお乳しか飲んだことのないジューゴに「はい、どうぞ。」と見ず知らずの餌を与えて、すんなり食べてくれるわけもないですよね。
 

これは餌だよ、お口を開けてね


 
まずは「これは食べられるんだよ」「飲み込んでも大丈夫だよ」と分かってもらうため、人の手で餌を食べさせる訓練を行いました。はじめは、喉を強く締めてなかなか餌を受け入れない状態でしたが、この訓練を続けていくと喉の奥まで餌を入れることができるようになってきました。この時、しっかり呼吸ができているかな?など細かい所にも気を配ります。
そんなジューゴの口の中はこんな感じ。小さいですが上の歯が生えてきました。

よく見ると、舌にひだ(カッコよく言うと葉状突起)があるのも確認できます。
これは幼獣にのみ見られる特徴で、授乳の際にこの舌を丸めて乳首に密着させることで海水が入ることなく母乳を飲むことができるのです。(す、すごい~)
 
餌を食べる練習を始めて数週間経つと、プールに投げ入れた餌に興味を示すようになりました。口をパクパク動かしながら餌の周りをぐるぐる泳ぎ回る行動には、思わず「おおっ!!!」となり、別の角度からも観察したいと勢い余った私は壁に激突して、なんと、たんこぶができました(落ち着け)。
 
そして、餌を食べる訓練を始めてひと月半ほど経ったある日。
ついに自らシシャモを飲み込んだのでした。えらいぞジューゴ!
 

きれいに撮影できないくらい勢いよく餌に向かうジューゴ


 
その後も少しずつではありますがしっかりと餌を食べています。しかし、シシャモよりも大きいサバはまだ怖いようです。ゆっくり慣れていこうね。
余談ですが私は今、もうすぐお昼!という時間にこのブログを書いています。そのせいかシシャモを食べたくなってきました。おなかが空いたので今回はこの辺で。
また次回のお話をお待ちいただけると嬉しいです。
 
海洋動物課 田中 夏澄

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