マリンワールド海の中道

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2022.2.24

親子かな~???

みなさん!こんにちは!
さあ、今回は3階にある少し変わった水槽で暮らす魚たちについてのお話しです!
こちらの水槽!

水槽上にガラスがないため、直接魚たちを観察できます。

 

この水槽では、こんな魚たちが暮らしています。

水の中を泳ぐというよりかは、胸ビレを使って「よいしょ!よいしょ!」といった感じで、歩いて移動するタイプの魚たちです。
そして、この写真のような光景に出くわしたお客さまからは、
「親子かな~?こっち(大)が大人で、こっち(小)が子どもみたいだね~」とよく言われるのですが…

 

実は、全く違う種類の魚なのです!!!

 

ムツゴロウと、トビハゼといいます!
え!一緒じゃない!?と思われる方も多いかもしれません。確かに見た目はものすごく似ています…
ただ、ムツゴロウには体全体に綺麗な青白い斑点があります。

ムツゴロウ

 

トビハゼ

 

そしてこれは完全に私の感覚なのですが、トビハゼの方が顔の大きさに対して目の大きさが大きく、若干両目間の距離が短い…後は、口先の雰囲気や体の形も棒状か尻すぼみかなど…なんとも言えない感覚的なところではありますが、こういう小さな違いで遠くから見ても違って見えたりします。

とはいえ、この水槽ではとっても分かり易い見分け方があります。
体の大きさです!
大きい方が、ムツゴロウ。小さな方が、トビハゼ。簡単でしょ?
ムツゴロウは、15~20㎝程の大きさになるのに対し、トビハゼは10㎝程度までしか大きくなりません。
ここでは、ムツゴロウは大きく成長した個体しか暮らしていないので、単純に大きさで識別していただいて大丈夫です!

そして、外見はすごく似ていますが、食べるものは全然違います!
ムツゴロウは、自然では泥の表面の藻類を食べます。マリンワールドでは、無添加の人が普通に食べている板海苔を溶かしてあげています。
それに対してトビハゼは、肉食性。ゴカイや小さなカニを食べます。マリンワールドでは、魚やエビの成分が入った乾燥餌料を与えています。

乾燥餌料と海苔

 

見た目はとっても似ていますが、食べているものだけではなく、性格や生活スタイルなど意外と違うところがたくさんあります。ご興味のある方は、ぜひ調べてみてください!館内でお会い出来たらご紹介もします。

 

私事ではありますが、昨年10月に海洋動物課から魚類課に異動してきました!
動物課時代には、直接お客さまとお話しする機会も多く、たくさんのお客さまに支えていただきました。本当にありがとうございました!!
これからは動物たちへの想いは変わりませんが、魚たちの魅力も存分にお伝えできるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします!!

 

魚類課
久保 舞華

 

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