情報ひろば『うみのたね』では、現在川の生き物の展示を行っています。この展示に合わせて7月7日に川の観察会を開催しました。
観察会は、福岡市の中央部を流れる室見川上流で行いました。
事前に何度も下見を重ね、たくさんの生き物を確認できたので、あとは本番を迎えるだけ!と意気込んでいましたが、開催日一週間前の時点で当日の天気予報は雨…。
自他ともに認めつつある雨女の私は不安な日々を過ごしましたが、数日前に予報は曇りのち晴れに変わり、無事観察会を迎えることができました。
川の生き物というと、魚が一番に思い浮かぶかもしれませんが、実はたくさんの水生昆虫も暮らしています。
カゲロウ、トビケラ、カワゲラ…名前は聞いたことがあっても、どんな姿をしているか知らない方も多いと思います。
夜、自動販売機などの周りなどにたくさんの虫が飛んでいますが、これらの多くはカゲロウやトビケラの成虫で、幼虫時代は水の中で暮らしています。
知らなければ見落としてしまいそうなほど小さな生き物ですが、今回はそんな生き物にも注目して観察会を行いました。
みんな夢中になって観察中!
その結果、20種類以上と実にたくさんの生き物に出逢うことができました。
また、水質検査も行い、室見川はとてもきれいな水だということがわかり、
その証拠となるきれいな川にすむ指標生物もたくさん発見しました。
ヘビトンボの幼虫
参加者の皆さんからは、
「川遊びをしたことはあっても、こんな生き物がいることは今日初めて知った!」
「教えてもらわなければ見落としていた」という声をいただきました。
この自然豊かな環境を守っていかなければならないと改めて感じる一日となりました。
今後も様々なイベントを計画中です。ぜひ私たちと一緒に自然と触れ合いましょう!
学習交流課 前田