3階のウミガメ水槽横で新しい展示が始まりました!
まずはその展示の写真をご覧ください。
突然現れる廃墟に違和感を感じていただけたら嬉しいんですが、いかがでしょうか?
ここは、長年にわたってウミガメの研究を行っていた『ウミガメ研究所 KO-RA』。
ある事情で閉鎖してしてから、ずい分ときが経った状態という設定です。
閉鎖した事情や時代設定、登場人物などについては、実際の展示をじっくりご覧いただきたいので詳しくは書きませんが、ここでわたしたちが伝えたいのは、生きもの達のためにひとりひとりに出来ることをしよう、ということです。
最近では毎年のように、異常気象による河川の氾濫や土砂災害などが多発しています。その原因のひとつに産業の発達により大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが増えすぎて気温が上昇したり、地球全体の気候が変化する地球温暖化があげられます。
地球の歴史の中で自然現象として起きていた気温変化に比べて、われわれ人類による現在の地球温暖化による気温上昇はとても短期間で起きています。
このまま地球温暖化が進むと、海の水が増え、陸地が減ってしまったり、そこで暮らしている動物や植物たちが生きていけなくなってしまいます。また、気候が変わることで雨が降らない場所が増えたり、台風や洪水で農作物がとれなくなったり、動物などが生きていく環境の変化に伴い、肉や魚などが少なくなることも考えられます。
それは、わたし達の生活にも大きく関わることです。
近年、各学校でも環境教育に対する取り組みが進められていますので、何をすればいいかはそれぞれが十分に知っていることでしょう。
『うみがめ研究所』の展示では、モニターに未来人からのSOSメッセージが届きますが、そんな未来にならないために、わたしたちは、海に生きる生き物たちとこの先もずっと一緒に暮らしていくために出来ることを皆さんと一緒に、『知っている』から『やってみる』へと移していきたいと思っています。
営業部 土井 翠