マリンワールド海の中道

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2018.11.5

30年の軌跡 Vol.16

【笠沙町での常駐、生物収集の思い出】

松永森三(運営本部 展示部 海洋動物課)

Ⅱ期オープン当時、パノラマ大水槽における半数以上の生物は、鹿児島県の西方に位置する笠沙町の海からきたものです。

その生き物は笠沙漁協の協力により平成5年から生簀を借りて、生物の備蓄を開始しました。

私が赴任したのは、魚類課の中では遅く平成6年の春からでした。

私が赴任する前、当時の係員たちは皆若く血気盛ん。しかも住み込みで24時間顔をあわせての仕事。採集方法や取り扱いかた、採集した生物の備蓄方法など、猛烈なほどの強い口調で熱い議論が頻繁に起きる状況でした。

そのことを耳にしていたので、正直常駐は「大変だな」と本音では思っていましたが、そんな事には耳をかさず、漁協からの買い付けや、船酔いしながらの定置網の乗船そして採集、ときには潜水での採集と順調に生物を集めていきました。

そして月日は流れ漁協の方々や定置網の漁師さんと仲良くなり「夏におこなわれるマリンランド笠沙フェスタに参加できる?」と誘いの言葉に、もちろん快諾。当日は漁船パレードへの乗船や1艘10名でおこなうドラゴンボート競技の出場、活貝類の販売手伝いなどで地元の人と積極的に交流をもって仲良くなりました。フェスタ以降にも夜間球技場でおこなわれる町内ソフトボール大会の選手に迎えいれていただくなど笠沙町住民の暖かいもてなしをうけながら、平成7年2月には約70種の生物を大水槽に搬入を完了し、Ⅱ期オープンの4月には展示を開始できたとき、笠沙町の人たちに感謝したのを覚えています。

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